新・東京イラストJournal

イラストレーターさくらみの日常絵日誌

寒暖差に弱いひと

あっという間に4月も下旬。

 

そろそろ、荷物のパッキング

を始めないといけない時期です。

 

しかし…迷いが多い。

 

岩手県遠野市の気温予報を

ずーっと見ているのですが、

昼間はちょうど20度くらいとしても、

朝晩は冷え込みそう…。

 

で、何を持っていけばいいんだ?

となっています。

 

天気予報は、全国的に高温予報

なのですが、とりあえず、

「思ったより寒い体感」に

転ぶと予想。

 

暑かったら脱げばいいですもんね。

(それでも、とっくりor丸首問題は

 残る…!)

 

秘密の花園みたいな空き地。

花と光の陰影にワクワクしちゃう。

 

八重桜のぼんぼりも

灯り始めましたよ。

 

(今回は実験的に、iPhoneで写真を

 撮って、そのまま載せています)

 

脳のお絵描き回路を太くする方法

旅に持っていく画材を、

できるだけ軽くするために、

今、策を練っています。

 

今までの旅は「ペンと色鉛筆」

という組み合わせが普通で、

気軽さがその理由だったのですが、

今回はちょっと重くても、

パステルと、パステル鉛筆」

にしようと思って。

 

パステルは太いし、粉の塊なので、

細かい表現はなかなか難しいのですけど、

うまく描けない感じも含めて、

やっぱり、自分には一番しっくりくる

画材です。

 

昔、一番楽しんで絵を描いていた時に

戻っている感じ。

 

あと、今、もう一つチャレンジ

していることがあって、

それは、「旅先で絵を描く

シュミレーション」です。

 

そのために、

画材や紙を一回、全部トートバッグに

まとめてしまい、そこから

「さあ、スタート! よーい、始め!」

とやってみる。

 

で、結論を言いますと、

画材や紙が見えないと、

ビックリするほど、脳の反応が鈍ります…

 

絵が描きにくくなる、

動作が重くなる、

インスピレーションも湧きにくい。

 

紙や画材が見えないだけで、

「えーと、さて、何からやるんだっけ?

 何をするんだっけ?」と

なってしまう。

 

人間の頭って、単純なもんだなぁ、と。

 

だけど、とにかく無理矢理にでも、

トートバッグから画材と紙を

引っ張り出して並べてみて、

ちょっとのつもりでパステルを

持ってみる…

 

すると、そっから先はもう、

めっちゃ早いんですよね。

いつも通りの私。

 

インスピレーションも、

上手いも下手もへったくれもなく、

もう、どんどんどんどん

描けちゃいます。

 

…ということは、

 

やっぱり普段から

「いつでも描ける状態の机に

なっている」というのは、

すごく大事なことなんだなー

と思います。

 

 

旅支度はいつも、カオスの中で…

この一週間、

文章を書く「課題」があって、

楽しくて楽しくて、

どっぷり浸かっていたら、

 

まったく絵が描けなかった。

 

左脳(言語脳)から、

右脳(イメージ脳)への移行が

どうのこうの、とか、

そんな話では全然なくて、

単に、時間的な余裕がなかった。

 

それに加えて、

長期で旅行に行く予定に向けて

動き出さねばならず…

これがあまりにも久しぶりすぎて、

何を準備したらいいのかが

分からない。

 

分からないなりにも、

「なんとかしなきゃ」とは思うので、

イメージトレーニングを頭の中で

ずっとしている状態。

こうなると、この小さい脳は、

もう容量いっぱいです。

 

そこに来て、部屋の中も

「中途半端な旅支度」で

なんだかワチャワチャしてる。

 

カオスだわー…4月。

 

むかーし、小さいリュック一つで、

フランス→ドイツ→イタリア→イギリス

とヨーロッパを20日間で

移動して回ったことがありました。

 

日本にはない、すごい景色が

当たり前のようにあって…

 

30年以上経ったのに、

その大きな風景の中の、

自分の小さいサイズ感や、

街角の香り、

今も心に焼きついている。

 

あと、同じリュックで、

タイ→ベトナムシンガポール

1ヶ月かけて旅したことも

ありました。

 

その時はもうイラストレーターに

なっていて、

スケッチブックを片手に持って

似顔絵描きまくっていたよ。

(一冊、バスに置き忘れて

 泣きに泣いたけどね…)

 

こんな風に、ずっと似顔絵を

描かせてもらいながらの一人旅。

 

そのスケッチブックは、現地の

子どもたちにも大好評でした。

 

今思うと、

よくあんな小さい荷物で

長い旅ができたもんです。

 

それに比べたら、今回の旅は

国内で4泊5日…

 

なんだ、全然長くないじゃん!

 

だけど、どーも、

うまく荷造りできません…

 

不思議だ。

 

鍵はやっぱり、「洗濯」かしら。

あと、「着た切りスズメ」になる勇気?

 

昔読んだ、トーベ・ヤンソンさん

ムーミン童話シリーズの作者)の

本に『軽い手荷物の旅』というのがあって、

 

もう内容は覚えていないんだけど、

そのタイトルはよく覚えている。

 

「軽い手荷物の旅」

憧れるけど、今は、ほど遠いな……

 

フットワーク軽かったあの頃、

すごいなーと思います。

 

とりあえず、

パソコンは持っていかなくていい、

スーツケースもいらない(送ってよい)

と分かってホッとしているところ。

 

絵の道具だけは、しっかり

忍ばせて行くぞー。

 

そして、今、その旅のために

色んなお仕事を、

「前倒しに組んでいただいている」

ので…

 

とにかく、とにかく、順番に

山、乗り越えて行く!…です。

 

がんばりまーふ、ハイ。

 

桜、ハラハラ…



4月の初めは、アワアワしますね

都会の桜は、こんな風情。

ピンクと白が混じった桜ですね。

まだ咲き始めで、可愛いです。

 

今日の絵は日記から。

汚い字でごめんなさい。

 

せっかく「無印良品週間」で

お得にゲットしたのに…

 

裾も長くて、マキシ丈。

これがこの服のオシャレな所

なのかもしれませんが、

何度も階段で自分で踏みました。

…うう。

 

でも…

 

無印の服はシンプルなので、

気に入らないところは、

自分で修正も可能かも。

 

と言うわけで、これからチクチク、

お裁縫やってみるつもり。

 

坂口恭平さんのYouTubeを見て、

すぐに真似して、

海の部分だけ描いてみました。

 

写真も何もないですが、

使っている画材、パステルで

同じなのが、すごく嬉しくて。

 

絵を描き終わった後で、

絵の下に敷いていた黒板を、

そのまま、水でザーザーと

洗っていたのも参考になりました。

 

www.youtube.com

 

 

肥後の抱えし水辺に憩う、の巻

モクレンがキレイに咲いていて、

 

ミモザも黄色い花を、

可愛らしく揺らしていて…

 

ああ、桜ももうすぐだなと

思っていました。

 

で、お花見を強行です。

 

この頃、妙に忙しく、

へとへとだったんですが、

やっぱり桜はみんなで見たい。

 

けれど、お目当ての江戸川橋近辺、

桜は、大きな枝にやっと1〜2輪。

 

椿山荘の裏門は、

固く扉を閉ざしているし…

 

うーん…やっぱり

ちょっと早まったかなー。

 

ま、あったかいし、

歩こうよ、歩こう♪

春の始まりだよ!

 

とそぞろ歩くうち、

 

細川庭園が見えてきて、

「わー、やっぱり今日にして

 よかったじゃない!」

と女性4人、声を上げました。



 

 

 

 

 

 

ここは、徳川御三卿

清水家の下屋敷だったところが、

幕末になって、天下逆転し、

肥後熊本藩54万石の下屋敷

なった場所。

 

元総理大臣の細川さんが理事長を

務める「永青文庫」とも、

敷地続きになっています。

 

桜が咲いていたら、きっとここも

人であふれていたことでしょう。

ポカポカ暖かく、青空が澄み渡り、

静かで、水の音だけがそっと響く

奇跡の午後4時半でした。

 

ちなみに、地理的に見ると…

 

目白台は、とても高い台地で、

反対に、神田川はとても深く、

その分、階段が急で、もはや「崖」です。

 

「胸突坂」と言う名がついている

坂もあって、下から見上げると

「確かに、ここを登るのは、

 かなり勇気がいるな〜」

という感じでした。

 

でも、スリバチ地形、崖線好き

としては、アンテナにかなり

ピピっと来ちゃう場所だなー♡

 

やっぱり東京は、

特に山手線内は、

本当に地形が面白い。

 

また探索しようっと♪