その後、雑草図鑑を三冊購入し、
見比べながら、だんだん
正体が分かってきた、
我が家のベランダの「外の子たち」。
ベランダの柵の向こうは、
狭いところで50センチ、
広いところで2メートルくらい。
下の階の、いわゆる、
屋根の上のスペースに当たる場所です。
広さは十分!
しかし、柵を乗り越えるのは、
やはりドキドキ…
事前の準備が大切です。
せっかくなので!?
記録した雑草たちを
いくつか、ご紹介します。
まずは分かりやすい所から。
オオバコ。
踏まれて増えるのは、
葉っぱにヒミツがあり、
柔らかさと固さを併せ持って
いるからなんですって。
苦労するかなと思ったけど、
意外に簡単に抜けました。
続いては、カタバミ。
クローバーに似た葉っぱで
ハート型。
夜は、葉っぱを外側にしぼませて
眠るんだって。
カワイイ。
ちなみに、ロケット型の物は
「さや」
実がはじけ飛んで
どんどん増えるので、注意!
とのこと。
それを知ったあと
他の場所でもカタバミを見つけたら、
ヤヤッ!!!
ロケット砲が一斉に上を向いて
発射準備中。
こりゃ、増えるワケだ…
とりあえず、
引っこ抜いてみたら、
ものすごく長くて深い根っこが
ズルズルと出てきました。
カワイイけど、
やっぱり、甘く見ちゃいけない
ですね。
続いてこちら。
ウラジロチチコグサ。
葉の裏が白い、父子草です。
「枯れたような渋い花」が特徴で、
この子も、すでに、色んな場所に
散開していました。
春の七草の一つとなっている
母子草の華やかさに比べると、
父子草のほうは全般に地味
なんだそうで。。。
色白の枯れたお父さんって
感じでしょうか。
結構、簡単に引っこ抜けました。
お、お父さーん!
でも、こんな穏やかで
優しいお父さん、好きです。
お花も地味だけど
可愛かったですよ。
続いて、塀よりも
高く伸びていた草。
この草は、本当によく見ますよね。
道路の脇で、駐車場で、線路脇で。
いくつか写真を撮ってきて、
画像をまとめてみました。
「ああ、ハイハイ。あの草ね!」
と、きっと皆さん、パソコンの前で
うなづいていらっしゃるでしょう。
この形状の葉っぱを見つけたら、
大体、オオアレチノギクか
姫昔ヨモギだそうです。
見分け方は割と簡単で、葉が
ビロードのような手触りなら
オオアレチノギク。
これは、見ての通り、
ものっすごく太くて、
引っこ抜こうとしても、
なかなか抜けませんでした。
強い!
次からは大きくならないうちに
見つけましょう。
続いて、はからずも
「豊かな植生」となって
しまった排水溝周り。
●食用にもできるノゲシ
●猫じゃらしで有名な
●侵略外来ワーストで有名な
●スマートなネジバナ
そして真ん中に
●オオアレチノギク
ノゲシ↓
ギュッと巻いている蕾が可愛くて
もうちょっと観察してみたかったけど、
ベランダの柵を越えることは
そうそう無いので、
えいやっと引っこ抜きました。
とにかく、排水溝の周りは、
除草しがいがありました。
特に、セイタカアワダチソウを
小さいうちに見つけられたのは
ラッキーだったかも。
大きくなってしまったら大変ですから。
排水溝のくぼみには、
他の植物の枯れた根っこの
隙間に土がたまり、まるで
一枚のフカフカのじゅうたん。
天然の「花壇」になっていました。
こうなったらもう、
雑草にとっては、天国ですよね。
今回、土のじゅうたんごと
ごっそり取り去り、
排水溝の隙間までお掃除。
(あ、ネジバナは残しました)
嘘みたいにキレイになっちゃって、
ちょっとサビしい。笑
これで、大雨が来ても安心かな。
そして、宿敵の「桐」。
「桐」については、今回、
恐るべきものを発見しました!
と言うことで、後編に続きます。