新・東京イラストJournal

イラストレーターさくらみの日常絵日誌

カメラを飲んできました

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胃カメラ検査を受けてきました。

 

私は胃カメラが嫌いで嫌いで、

毎年の健康診断でも、

あれやこれや言い訳しては、

受診しないで済ませてきました。

 

なにせ、前回の胃カメラも、

かなり辛かったものですから…

(忘れられないその時の記憶↓)

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カメラ潜入ルポ | 東京イラストjournal

 

前回が2015年だから、7年ぶりか〜…

 

今回は、昨年末、

胃かいようになったことと、

かかりつけ医の先生が

「うちは、希望者には麻酔するから

 うつらうつらしている間に終わるよ。

 だから痛くないよ」

とおっしゃってくださったので、

 

「では!麻酔を

『絶対希望』で

 よろしくお願いいたします!」

ということになったのでした。

 

いや、よかった…

 

マウスピースするだけでも、

呼吸が妙に苦しくなったので、

そこから、あっという間の意識消失、

本当にありがたかったです。

 

私が

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…になっているあいだ、

 

カメラは無事に

のど、食道、胃、十二指腸まで

降りて行ったようで、

先生がパチパチと、体内の写真を

撮ってくださったのを、

あとで見せてくださいました。

 

多発性の良性ポリープ

(治療の必要のないもの)が

たくさんあるのは以前から

知っていたのですが、それも含めて、

まったく問題なしとのこと。


とりあえず、ほっとしました。

 

「無」になるって体験も

面白かったなぁ。

 

痛みもない。

喜びもない。

おしゃべりもない。

夢も見ない。

記憶もない。

空間も時間もない。

色もない。

本当に「無」なんです。

 

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さて、

「麻酔が少し残っているのか、

 まだ眠そうだから、

 くれぐれも気をつけて帰ってね」

と先生に言われ、

 

ヘラヘラと

「は〜い」とお返事し、

 

帰り、普段はあまり買わない、

こんなものを買って

帰ってきました。

 

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ランチパックって、すごいな。

ご褒美だな…


おいしかったです♡

 

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確定申告も無事終わり、

胃カメラも無事済んで…


ひとつひとつ、小さなことが

終わるたびにホッとして…


少しずつ、

春が近づきつつあります。



グルグルを自覚中!?「非二元」メモ

『ノンデュアリティー(非二元)』の

考え方に出会ってから、

一年と少し、経ちました。

 

その時の記事↓

sakura-cafe.hatenablog.com

 

この「ノンデュアリティ」を

一言で言い表すのはなかなか難しく、

今日は、「個人メモ」的な記事に

なってしまいそうです。

 

なので、皆さまも「へぇー」と

軽く読み流してください。

 

簡単に言うと、

ノンデュアリティとは「悟り」。

 

個人のドラマが消え、

「探求」が消え、

 

「こうしなきゃ」の計算もなくなり、

あらゆるコントロールの必要が消え、

 

物事や他人との境目もなくなり、

 

あるがままと

一体化して生きている状態です。

 

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それは目指すべき「目標」でもなく、

「境地」でもなく、

ましてや、個人の「経験」

でもありません。

 

(ここで??となりますかね)

 

自分というエネルギーが

溶けて消滅してしまい、

 

仏教で言う「正見」だけが残る…

そんな感じでしょうか。

 

この一年、これを何とか

普通の日常の中で深めたいと

模索してきて、

どこか、少しは変わったのかな?と

考えてみたのですが…

 

何も変わっていないです。笑

 

手放せた!と思ったら、

同時にもう握っているし、

同じところでグルグルしている。

 

いつもじゃないですけどね。

特に、ぽっかり暇になった時とかに。

 

何がグルグルするかと言うと、

やはり、「探求心」です。

 

感情や日々のドラマは、

巻き込まれても、

(巻き込まれたことに、時々、

 目が点になってしまうくらい

 動揺することも含めて)

だいぶ手放し上手になってきましたが、

 

最後の砦、「探求」を手放すのは

簡単ではないです。

 

「探求」

どこか、別の、何か、もっと良いもの。

今ここにはない、

自分の「理想」「未来」に

向かおうとする心…

 

「それ、良いものなんじゃないの?」

「むしろ、人間にとっては必須のこと

なんじゃないの?」

「より良い人生にするために努力する、

その、どこが悪いの?」

 

というご意見もおありでしょう。

そうですよね。

 

どこも悪くないんです。

あるがままの自分を全て受け入れ、

理屈じゃなく、あらゆる出来事を

丸にできていれば。

 

でも多くの場合はそうではなくて、

すでに恵まれている自分に気づかず、

すでに手にしているものは、

よく見ようともせず、

「これではない、何か、

 もっと良い、他のもの」

に恋焦がれているだけの

自分のご都合主義だったりします。

 

それを求め続けるのは、

苦しみの「無限地獄」「底無し沼」。

やればやるほど、キリがなく、

「ない」が強調されて

自分へのダメだしが増えていきます。

 

そこから離れない限り、

安らかなところに落ち着くことは

できません。

 

そもそも、

まず基本として、

大事なことは、もう、みんな

目の前にあるのよ。

 

これに尽きます。

 

アタマでは分かっているつもり。

 

でも、すぐに退屈して、

「今ないもの」への探求を始める。

 

だって「理想」は、

今までの人生で、ずっと

「ともしび」だったでしょ。

 

道しるべのように自分を照らし

先へ先へと導いてくれて、

 

その他のものは全部、手放してきて、

 

ある意味、これだけが

「最後の」生き甲斐なのに。笑

 

それをここで、手放すの?

 

ああ、そんなことしたら

自分が消えて無くなりそう…

 

って。

 

おっと!

 

自分が溶けて消滅することが

そもそもノンデュアリティ

非二元)なのでね!

(と、自分に言ってます)

 

そりゃあ、自我は

消されてなるものかって

ジタバタあがいて、

消滅の恐怖を演出しますよね〜。

(それも幻なんですけど…)

 

「これが無くなったら、私じゃ

 なくなっちゃう!」

 

「私が、私で、

 無くなっちゃうじゃーん!」

 

って、ギュッとしがみついてしまう

自縄自縛、自作自演の、

この「私」という名のストーリー。

 

まあ、逆に言うと、

 

今となっては

これが唯一の手がかりなのかな

 

基本的には、人間と煩悩は

自動でセットされているので、

自動で湧いてくるのは仕方ないんです。

 

だから

「あ、きたきた」と思ったら

スイッチを切る。

 

理想の自分を

たどりそうになっては

手放し、

たどりそうになっては

手放し、

していく。

 

手放すのを繰り返すうち、

そのエネルギーは消えていく…

(らしいよ!)

 

だけど、このグルグル、いつまで

回るのかなぁ…

 

たぶん「輪廻転生」ってものが

あるとしたら、

このグルグルが原因なんだろうな。

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ただね、手放すのは、ホント、少しだけ、

うまくなったんです。

 

私は、この自縛霊に、

言ってやります。

 

そんな実際に「無いもの」、

アタマの中にしか無いものを、

「ある」と勘違いして、

追っかけるのはやめなさい。

 

そのグルグルから、もう出なさい。

 

ホラ、また、視線がさまよってるヨ!

 

そっちは影だよ。

 

影に気を取られていないで、

目の前に、視線を戻して。

 

集中して、じーっと見てみて。

 

周りの音に、じーっと耳を傾けてみて。

 

今、これ、ここに、スーッと溶ける。

 

こうして、

グルグルする時間は、

とりあえず大幅にカット。

 

視線が泳いだら、

あ、また「まぼろしの術」

にかかっている!と気付く。

 

と、こんなことを、

折に触れて、やり続けてきて、

 

今では、一年以上前の自分が

考えていたことが、

「別人」のように、すごく遠く

感じます。

 

表面的にしていることは

何も変わっていません。 

 

「まったくもう、アッタマくる!」

「うわっ、ヤバいことになった!

 どうしよう…」

と感情は瞬間的に湧くし、

 

お調子もんの楽天的な言葉も、

ポンポン口から出て行くし、

自分を責めて落ち込む日もあるし、

 

自動更新の「幻ドラマ」の

Yahoo!ニュースも、

相変わらず現実と勘違いしては、

つい翻弄されそうになるし、

 

人間くさい三谷さんの大河ドラマ

やっぱりめっちゃ面白いし、

映画はジャンルに関わらず、

いろいろ見ちゃいますし、ね。

 

人間のドラマって、面白いから、

そんなに簡単に手放せない。

 

二元の「喜怒哀楽」が、

いざ、自分に降りかかってきたら、

右往左往するくせにね。

 

というか、

このブログでも、自分を描く時は

そのちっさいドラマや喜怒哀楽を

いちいち絵に描いてたりしている

わけで、

 

いかに幻のドラマやストーリー

から離れようとしたところで、

 

まー、そんな程度です。

 

だけど、

考え方の「根本」が、全く違う人

になってきている感じで、

昔の自分には、もう戻れない。

 

あ、これ、幻じゃない?…

と言ってくる人が、

私という着ぐるみの中にいつもいる。

ここは不可逆的ですね。

 

そう思うと、

変わっていないつもりでも、

何か少しずつ、変わり始めて

いるのかな…

 

今回の人生で、

何とか間に合って、

最後まで落とし込めると良いんだけどな。

 

(…そう思った瞬間に

 二元になってしまった。笑)

 

すみません、今日のお話は

ちょっと分かりにくい話だったかも

しれません。

 

一年経って、

どこを歩いているのか、

あるがままに

メモしたかったのです。

 

何も悟っていませんし、

何か悟れそうな気もしません。

 

でも、とにかく

「ノンデュアリティ」は

とっても面白いです。

それだけは確か。

今の私の生活の「中心」です。

 

本もいろいろ出ていますので、

興味があれば、皆さんも、ぜひ

お手に取ってみてください。

(おすすめの9冊を、

 下記に貼っておきます。

 ちなみに、本の下に出てくる星の数や

 点数は私が付けたものではありません)

  ↓

さくらみさんが選ぶ 初めてのノンデュアリティ(1) - ブクログ

さくらみさんが選ぶ さらに深めるノンデュアリティ(2) - ブクログ

さくらみさんが選ぶ さらに深めるノンデュアリティ(3) - ブクログ


 

やっぱり毛糸ってすごい!

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ユニクロヒートテックや、

無印のオーガニックコットン

100%のものが、

冬でも当たり前になって、

毛糸のセーターはほとんど

捨ててしまっていたのですが…

 

今年は、寒い!

 

そして、寒いのが長い!

 

で、試しに、家で過ごす時も

毛糸のセーターを着てみました。

 

もう、あったかいの何のって!

今まで、何をしていたの〜!

 

毛糸って、やっぱり、すごい!

羊さん、すごい!

 

バーゲンセールで2枚、

買い足しました。笑

 

もちろん、

毛玉クリーナーも、大活躍です。

 

ちなみに、

毛玉クリーナーだけは、

コードレスじゃなくて、

電源コード付きのものが、

おすすめだヨ、絶対に。

 

気持ちよ〜く、毛玉、刈れます。

 

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まだまだ、寒い日は

続きそう。

皆さま、お身体、ご自愛ください。

 

スルメな映画、おすすめします♪(洋画篇)

今日は久しぶりに映画のおすすめです。

まずはこちら♡

   ↓

オデッセイ(字幕版)

オデッセイ(字幕版)

  • マット・デイモン
Amazon

…え?

なぜ今更、「オデッセイ」って?

 

まあ、きいてください。

 

☆スルメ映画ならではの味わい☆

 

私がこの映画を初めて観たのは、

まだコロナが流行る前の映画館でした。

 

「少し未来の火星探査で、火星に

 たった一人取り残されちゃった

 NASAの人の話」

と聞いて、これは面白そう!と、

ホイホイ出かけたのを覚えています。

 

見終わったとき、感じたこと。

 

「いい映画だったな。

 ちょっと地味だけど…」

 

そう!地味だなーと

思ったんですよね

 

何せ火星での、

割と「リアルな話」ですから。

 

宇宙服での作業はとても大変そうだし、

一人取り残されたわけですから、

他には誰もやってきません。

 

地平線の向こうは、火星ですもん、

赤い山しかなく、

もちろん、スターウォーズみたいに

宇宙戦争もないし、

宇宙人も出てこないです。

 

なので、のちにスターチャンネル

(スカパーの映画チャンネル)で、

久しぶりにこの映画が放送される

ことになったとき、

 

「あ、あの地味な映画か。

 まあ、もう一回観てみようかな」

くらいの感じだったんです。

 

ところが…

 

これが、あらためて見ると、

色々と、細かい工夫が多くて、面白い!

 

未来の設定とは言え、

かなりリアルな人間ドラマなので、

見れば見るほど、じわじわとくる。

 

すっかりハマって

NASAにお勤めだった人が

書いた原作の小説も読んでしまい

火星の作業の背景や、

細かい意味もあらためてわかって、

ますます映画が面白くなりました。

 

音楽もいいです。

実にいい!

 

特に、デビッド・ボウイ

Starman」が流れるところ。

 

やっと連絡が取れるようになった地球の

NASAの人たちや、

救出に向かう宇宙船のクルーたちや、

火星に残されちゃった主人公が、

 

毎日の中でのユーモアを忘れずに、

それぞれ、淡々と、

一歩一歩、できることを

やっていく姿。

 

そこに、けだるいボウイの声が

重なってきて、

 

だんだん盛り上がって、さらに

良い感じのギターが響いてきて

「ある日、スターマンが宇宙から、

 こんな事を語りかけてきたんだ」

みたいな感じの歌詞もあいまって、

なんかすごくよい!

 

結局、火星にいても、地球にいても、

人間が、起こった問題に対して、

できることは同じです。

 

逆に言うと、人間は、

どんな巨大なテーマにぶちあたっても、

 

自分に降って来た問題を

「よく見て」、

「手前のことから一歩ずつ」、

解決していけば、必ずだんだんと、

道が開けていく。ほどけていく。

 

たとえ、道半ばで命が尽きても、

そんなことはまったく関係ない。

だから、明るく、楽しく、前向きに

壁をぶち抜いて行こうぜ!

 

この映画は、そんなことを教えてくれます。

オデッセイ(字幕版)

オデッセイ(字幕版)

  • マット・デイモン
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「オデッセイ」(2016年の映画)

 

あと、この映画の良いところは、

小さなユーモアが散りばめられていて

面白いんですよね。

悲惨な展開を、どこまでも「明るく」進む。

 

だから、何回も見ても飽きない。

 

「地味だけど、良い映画」って、

やっぱりスルメですね。

噛めば噛むほど、ジワジワと

味が沁み出て来ます。

 

…思えば、

アメリカンエンターテイメント系の

分かりやすい映画が好きだった私も、

スターウォーズの最終話で

撃沈。。。

 

(いや、ごめんなさい。。。でも、

 やっぱり、あの終わり方は

 無いよなー…)

 

そこから、すこーし、

好みが変わってきたのかナ???

 

…って、

 

いやいや、イーサン・ハント

(=トム・クルーズ)も、

ジェイソン・ボーン

(=マット・デイモン

も、まだ生きている!

 

もうすぐ、トップガン2もやるから、

マーベリック(=トム・クルーズ)も、

まだ元気に生きている!

 

なので、まだまだ、

アメリカンエンターテイメント系への

希望は捨てていません!

 

が(笑)。

 

とにかく、スルメ系映画の侵食は、

これからもじわじわと

私の中で増えていきそうです。

 

☆他にもあるよ、スルメ系映画☆

そう言えば、

以前ご紹介したおすすめ映画も、

やっぱりスルメ系の映画が

多かったですよね。↓こちらの記事

sakura-cafe.hatenablog.com

 

まず、スルメ系作品として、

外せないのは、

ダウンサイズ (字幕版)

ダウンサイズ (字幕版)

  • マット デーモン
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ダウンサイズ」ですが、

これについてはもう十分に

語っていますので、

 

今日はこちら↓の作品について

触れてみたいと思います。

ジョジョ・ラビット」は、

ナチスが君臨した時代の、

ドイツの少年のお話。

 

兵隊さんごっこに夢中の、

どこにもいそうな男の子、ジョジョ

 

ウサギ一匹殺せない優しさと、

ビクビクの臆病さを持っているのに、

 

それをかくして「虚勢」を張り続ける

この少年に、

何人かの人が関わることで、彼は、

自然と成長していきます。

 

そう。人は…

 

人と出会うことで

変わっていくのよね。

 

お母さんと過ごす時間。

ユダヤ人の少女と過ごす時間。

ナチの制服を着ていても、

心は染まっていない軍人と過ごす時間。

 

とても大切な、二度とない、

人生のひととき…

 

それは、とても味わい深く、

キラキラ輝いて、

何度見ても心に残ります。

 

監督が自ら、ハチャメチャな

ヒットラー役を演じているのも

面白いですよ。

 

☆派手だけど、これもスルメ系映画では?☆

さて、ここまで

「地味だからこそジワる映画」

のご紹介でしたが、

スルメ映画でも、こってり系のをご紹介。

 

ご存知、クエンティン・

タランティーノ監督の映画。

イングロリアス・バスターズ

 

内容は、ナチスドイツへの反逆劇。

どうせなら

「ど派手にやっちまいますぜ!」

って感じで、コテンパにやっつけます。

 

女優さんが出てくるところは

とても華やかだし、

笑えるシーンも多く、

逆に切ないシーンでは、

劇的な音楽と相まって盛り上がり、

妙にクセになる、

独特の味わいがあるんですよね。

 

まず、監督がすべて選んでいるという

音楽が素晴らしく、こんなところで

こんな音楽が!という使い方が

されています。

 

よく批判される暴力的シーンも、

確かに、中途半端な描き方じゃない。

 

だけど、そもそも、

実際に史実にあったあの事件が、

もし、ここでこういう展開に

なっていたら…?という

あくまで「空想前提」の描き方。

 

なので、

これは一つの「表現だ」ということが、

見る方も作る方も、ちゃんと

分かる作りになっているんですね。

 

映画の良さと、音楽の味わいを

心底わかっている人が、

自由に作りきった映画。

 

それでいて、

誰にでもよく分かる説得力と、

コメディー要素も入っていて、

ほんと見事な芸術だなと思います。

 

ちなみに、派手さはありませんが、

同じくタランティーノ監督の

「ワンス・アポン・ア・

 タイム・イン・ハリウッド」

これも、ハリウッドの一時代の様子が

リアルに分かって面白い作品です。

 

こちらも、有名な

シャロン・テート殺人事件」をテーマに

史実と反対の顛末になるよう、

描いた作品で、作りとしては同じ。

 

どちらにも、あのブラピが、

妙に変な役(もちろん主役級の)

で出てくるのも、面白いです。

 

☆怖い系にもスルメ映画はあるよ♪☆

スルメと言えば、個人的には

ゾンビ映画も大好きです。

最近、すごく増えましたけど、

やっぱり増えた分、それぞれに 

独特の味わいがあります。

 

ソンビは、ソンビそのものが

人間の深ーいところに、

訴えかけざるを得ない、

不変のテーマを持った存在なので、

スルメ系になりやすいのでしょう。

 

図解:何故ゾンビは、ドラマを生むのか?

   「ゾンビジレンマ」の図↓

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ゾンビ映画は、人間なら、

 絶対に避けて通りたいことと、

 向き合わなければならない設定

 になっている)

 

では、

ゾンビ以外のホラー映画で、スルメ系は

ないのか?

 

ありますよ、なかなかの良作が!

スポンティニアス

スポンティニアス

Amazon

「スポンティニアス」

これは、スルメ系ホラーです。

 

ある日、高校で、クラスの一人が

何の前触れもなく、授業中に、

ポンッと弾けて、死んでしまいます。

 

席に残ったのは、飛び散った血だけ。

 

え?何?

何が起こったの!?

 

クラスの生徒は、びっくり仰天。

訳も分からないまま、とりあえず

お葬式に出て、悲しみに暮れます。

 

が、

 

その後また、同じクラスの子が、

何の脈絡もなく、突然、

ポンッと弾けます。

 

2度あることは3度ある。

3度あったら、4度、5度。

次々と弾けていくクラスメイト…

 

生徒も、親も、パニックです。

次は自分の番じゃないかとおびえ、

もちろん世の中も大騒ぎになって、

FBIが調査にやって来ますが、

原因は不明のまま、とりあえず

弾けて死なないように、開発中の

薬を飲んで過ごす日々…

 

さて、そんな異様な状況下ですが、

クラスの、ちょっと不良な女の子と、

いかにも素直で誠実そうな男の子との

間に「恋」が生まれます。

 

さて、その恋の行方やいかに?

 

…という、かなり変わったラブストーリー。

 

もちろん、

突然、弾け飛んでしまう「死」は、

基本的にはリアルな世界では、

あり得ません。

 

でも、この映画を見ていると、

「人はいつ死ぬか分からない」

という深いテーマが主軸を貫いている

ことが、だんだん分かってくるのです。

 

主人公の女の子の、

一見ぶっ飛んだ言動も、

ちょっと太めな体型も、

だからこそキュート!

その魅力を、ちゃんと見つけた男の子も

ステキだし、

その男の子のお母さんもステキ。

 

ステキな人に囲まれているんだと、

実感できた時の、驚き、幸せ。

 

でも、人生には「あらがえないこと」も、

いっぱいやって来ます。

それも、大抵、何の予告もなく突然に…。

 

その、誰にも訪れる「荒波」を

どう乗り越え、どう自分の中で

きらめきに変えていくのか。

 

「オデッセイ」と言い、

ジョジョ・ラビット」と言い、

「スポンティニアス」と言い…

 

スルメ系映画には、

そんな深いテーマが描かれている

ような気がします。

 

スルメ系映画、これからも

どんどん増殖してほしいな。

 

皆さんも、お時間があったらぜひ、

スルメ系映画、見てみてください。

じわじわっと、しみてきますよ!

 

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今日はもう一個、短いのを書いています。↓

東京の雪、2回目 - 新・東京イラストJournal

sakura-cafe.hatenablog.com

 

 

 

東京の雪、2回目

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今年の雪、2回目。

寒さがつのりますが、寒い日ほど、

ぽかぽかの幸せも味わえます。

 

時折、この姿勢のまま、

友に手紙を書き…

 

時折、この姿勢のまま、

もぐもぐタイム」をとり♪

 

北京オリンピック

羽生くんの演技が始まるときだけ、

テレビの生放送に

ピタリと張り付いて、

 

切なくも、立派な第4位に

大満足して、

また窓辺へ舞い戻り…

 

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…雪、だいぶ積もって来ましたよ。

 

とても静かです。

 

 

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今日はもう1記事↓

スルメな映画、おすすめします♪ - 新・東京イラストJournal

sakura-cafe.hatenablog.com