この瞬間この場所に、全宇宙が開いている!

イラストレーター佐倉みゆきのArt journal from Tokyo

現在進行形で「生きている」

『駒沢の生活史』は、その後も

続々と公開中です。

 

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最新話はこちら↓

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本マグロ、泳いでる〜♪

 

すごいですよね!イラストと共に

表示していただけるこの仕組み。

 

ありがたいことです。

 

イラストレーター(…自分です)は、

まだ、すこーしだけ、先を描いている途中

なんですが。

 

もう、絵がうまいとか、へたとか、

いっさい気にする余裕は

なくなっておりまして(笑)

 

ただ、お話してくださった方が

「うーん、実際の自分の話と、

 この絵はちょっと違うんだけど…

 でも、ま、面白いからいいかなー」とか、

イラストと、ちょっとだけ

楽しい会話をして、

明るい気持ちになってくださると

良いなと思って、

描かせていただいています。

 

この緑とグレーの世界で、

私も変化していくようです。

 

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生活史も11話目。

 

こうして積み重なってくると、

お一人おひとりのお話の深さや、

時間、経験、多岐に広がって…

人の魅力がじわぁって、

にじみ出ているのが、

すごく分かりやすくなってきて。

 

みんな、生活している、生きている、

現在進行形で。

 

それが本当に、すごいことなんだと

実感しています。

 

すごいなー。人間って、素晴らしい!

駒沢の生活史 第11話

 

大好きなお花屋さんで、お話を聞かせていただきました

駒沢の生活史、第8話が公開になりました。

今回、お話の聞き手はわたくし、

佐倉みゆきです。

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(イラストも描かせていただいています)

 

ああ、なんてユニークな、

愛すべきタイトル…!!(笑)

(私が選んだタイトルではないのですが、

 話し手のお人柄に、

 興味が湧いちゃいますよね??)

 

お話を伺わせていただいたのは、

お花屋さんのお母さんです。

 

お母さんとの出会いは、

忘れられません。

 

世田谷区に引っ越してまだ間もない頃、

私が、いつも使っている駅とは

違う駅から、

探検のように歩いて帰っている時に

「あれ?」と目が止まった、

小さなお花屋さんがありまして。

 

つい、じーっと立って眺めてしまったん

ですが、そのうち軒先に、

赤い葉っぱの鉢植えが一つ、

ユラユラ揺れているのに気づき、

 

「へえー、あの鉢植えだけ、

 赤い葉っぱなんだ。珍しい。

 かわいいなー」

と、これまた気になって。

 

その日はそのまま通り過ぎたんですが、

その鉢植えを、

ベランダに置いてみたくなって、

何日後かに、もう一度、

見に行ってみたんです。

 

そうしたら、まだ、残っていた。

 

「これは、買うっきゃない!」

と、そろそろと引き戸を開けまして、

「この鉢植え、ください」と飛び込むと、

ニッコリ笑顔で

奥から出ていらしたのが、お母さんで、

鉢植えの名前と、名前の由来を

教えてくださいました。

 

で、ほんのちょこっとお話した

だけなのに、

お母さんの優しさ、

ユニークなお話ぶりに、

私は一目惚れしてしまいまして。

 

もちろんその時はまだ、後年こんなふうに

『駒沢の生活史』というプロジェクトが

始まって、

お話を伺わせていただくことになるとは

夢にも思っていなかったのですけれども。

 

今年の冬で、引っ越して7年ですから、

そんな前から、ずーっと、私の心に

住んでいた方なんですよね。

 

なので、今回あらためて

お話を伺えたのは、本当に嬉しくて…

 

ありがたかったです。

不思議な御縁を感じましたし、

お花を買う必要がある時は、

少し遠くても、

お母さんの笑顔に会いたくて、

つい通ってしまうようになりました。

 

私がファンになってしまったお母さんの

人生のお話、よろしければ、皆さんも、

そっとご覧になってみてください。

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ちなみに、その時買った初雪かずら、

今でも、こんなに暑くても、

めっちゃ元気に、葉っぱを

広げております♪

 

数年前から、タンポポも一緒に

住みついちゃったんですけどネ。

春になると、タンポポもたっくさん

咲いちゃって(笑)

賑やかな鉢植えに、育って?ます。

 

 

 

 

気分転換のつもりが…

久しぶりの絵日記なので、

良いことを書きたかったんですけどネ、

こんなていたらく〜⭐︎

 

でも、猛暑の記録の一つとして

ありのまま残しておこうと思って。

 

映画好きな私は、

家では「映画チャンネルだけ」が流れ、

早く観たい映画があれば

映画館にもよく行きます。

 

今回はこの夏、映画館で観た、

三つ目の映画。

 

「上映3時間でもまったく長いと

 思わない!」

という感想の多い、大好評の映画で

楽しみにしていましたが、

持病がある私には、やっぱり

3時間は、3時間だけあって、

とっても長く感じたなー…

 

混んでいて、両隣も満杯で、

身動きが取りにくかった、

というのもあります。

 

他にも理由はいくつか…

人生をたどる映画だから、

長いのは仕方ないのですが。

 

でも、まあ、とにかく、

体感は正直ですよね。

 

映画の後、

よろよろとスタバに入って

普段は食べないケーキを食べ、

しばらくボーッとしてみましたが

背中の痛みと息苦しさは治らず、

 

家までなんとか…

 

なんとか辿りついて、

2時間くらい、眠りました。

 

目が覚めて、

身体がだいぶ復活しているのが

分かって、ホッとしました。

 

寝てる間に、自律神経が身体を

トリートメントしてくれたみたい。

 

スタバの苺ケーキは、

美味しかったです。

 

最近は猛暑で

眠れない日も続いていたから、

もともとの体調も良くなかった

のかもしれません。

 

ちなみに、後で、

その日見た映画の上映時間を

調べたら…

 

5月下旬に観た映画とほぼ同じ

上映時間でした。

 

5月に観たものは、あっという間の

3時間だった。

 

やっぱり、私にはトム様だったか!(笑)

 

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緑とグレーの世界から

『駒沢の生活史』は、

さらに公開が進んで、

第6話めまで来ました。

 

(第4話)

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(第5話)

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(第6話)

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『駒沢の生活史』は、

駒沢にお住まいの方、または

かつて駒沢に御縁のあった方、

それも様々な年齢の方に、

 

プロジェクトメンバーが

実際にお会いして、

顔を合わせながらお話を伺って、

原稿にしたものです。

 

駒沢あたりの地名が出てくることも

あれば、全く出てこないこともある。

 

とにかく、実際に「今」という時を

一緒に生きている方の濃縮されたお話が

ぎゅっーと詰まっているわけですから、

キラキラの宝箱です。

 

人が生きるって、

濃いな、面白いな、

やっぱリアルだなー

としみじみ思います。

 

イラストを描かせていただくに

あたっては、

毎回、このステキな人生の一つひとつに

ぐっと、潜り込むところから始めます。

 

すると、

「あ、ここ、イメージがふくらむ!」

というポイントが必ずあるので、

あとはひたすら、

そのイメージを、3次元の紙に

描き込んでいきます。

 

「この方のステキな人生が、

 ますます輝きますように!」

という願いをこめて。

 

たぶん、紙に描くのは早いです。

そこは、躊躇がないので。

 

でも、描き込んでみて、

別人の目になって、見直して、

修正をかけていく所に

とても時間がかかります。

 

直して、直して、直して、

それでも自分の中に「?」が残ると、

惜しげもなくボツにしちゃいます。

 

で、新しい絵をまた1から描き始める。

 

そんなわけで、

「凝り性」が発動してしまい、

なかなか前に進みません(笑)

 

決まりごとは、この

抹茶のようなグレーの色だけ。

 

あとは、とにかく自由に描いていいと

おっしゃっていただいていて。

 

もうずーっと、グレーの世界に

染まっている私です。

 

亡くなった清水店長も見てくださって、

「いいじゃーん。がんばって!」

と言っていただいたお仕事なので、

(店長、見ててね〜!)と思いつつ、

これからもイラスト、がんばります。

 

皆さんも、ぜひ、時々

のぞいてみてくださいね。

『生活史』って、ほんと、面白いので。

 



 

旅立ち

清水店長こと、克ちゃん。

先に、旅に出てしまいました。

 

今まで人が亡くなるたび、

人の死は、悲しくて重いものだと

受けとめてきたのですが、

 

清水店長のときは、まるで違いました。

 

あたたかくて、優しくて、

明るいものが、しっかりと残った。

 

亡くなる前の日にも、

仕事のヒアリングで、

しみじみ良い話を聞かせてくださり、

たくさん、笑わせてくださいました。

 

亡くなる当日にも、

お互い、バスや電車に乗っていたので

声こそ聞けなかったけど、

朝から珍しくメッセージを

送ってくださって。

 

「これから長崎に行ってきます」って。

 

「行ってらっしゃーい。

 暑いから、塩分水分、しっかり

 採ってください。

 ちなみに、今月の書(前日に

 送ってくれるはずだった)は…?」

 

「書はまだです。ごめんなさい…」

 

「あはは。じゃまた、帰ったら

 お願いしまーす。

 楽しんできてね〜!」って。

 

そう、店長と私は、

初めて会ったときから、

ずっとこんなふう。

 

信頼し合って、

明るく、楽しいやり取りを

続けてきた。

 

それは、

店長が亡くなる日の朝も、

まったく同じ調子で続いたから…

 

これからも、ずっと

このやり取りが続くんだ

と思ってる。

身体のあるなし、関係なく。

 

こんなにも、あたたかいものを

残してくれた店長、

 

たくさんの御縁をつなぎ、

たくさんの大切なことを教え、

仲間を残してくださった店長…

 

『読書のすすめ』の皆さんも、

 

NPO法人『読書普及協会』の

皆さんも、

 

『吉田晋彩茶道教室』で

出会った皆さんも…

 

本当にありがとうございます。

 

わたしたちは、みんなで、

一つの時代を生きました。

 

だから胸をはって言えます。

これからまた、新しい時を

積み重ねて生きていこうねって。

 

命ある限り。

 

 

電話の向こうに、

あの声が聞けなくなるのは

さみしいけど…

 

私はこれからも、店長の声に

耳をすまして生きていきます。

 

身体はとてもくたびれていた

だろうから、

今はやっと自由になれて、

のびのびと、読書普及できるね。

 

思いきり、楽しんでね!

 

 

ぐんぐん、ぐんぐん、登れ!登れ!

克衛さん!