ゴォ〜〜〜ン
京都に来ております。
修学旅行生がたっくさん!
ふ〜、澄んだ空気が気持ちがいい!
…と、このまま、
どこまでも続けていきたいところですが、
ゴメンなさい、ここは京都ではなく、
ザ・東京です。
11月のとある日、上野にやってきました。
お目あてはこちら。
ウワサの怖い絵展。
ここでいきなり、
圧倒の展開が待ち受けていました。
ご覧ください、この木々の下を
ぐるりと取り囲む人々の列を!
わ〜、どこまでもどこまでも…
終わりが見えない!
だいぶ歩いて見つけた尻尾は
90分待ち〜!
…みなさん、待てますか?
私は、ダメれ〜(°_°)
外がこうでは美術館の内側は
さらにすさまじい混雑ですもんネ。
では…、こちらはどうかな??
史上最大の運慶!
ちょっと迷ったけど……
外、寒いし、
やっぱりダメら…
予定が狂い、少なからず動揺。
でも、この日はとても天気がよく、
気持ち良い!!
そこで、心が動く方向へ
気ままに歩いてみることに。
上野公園内「清水観音堂」。
手を合わせて、
景色やお堂の造作を楽しんでいたら…
う〜ん、みるみるうちに、
心が和んできましたヨ!
よーし、今日はお寺神社めぐりに
変更しちゃおう。
さあ、次はどこへ?
ここで振りだしに戻ります。
ゴォ〜〜ン…
京都に来ています。
もとい、京都ではなく、
上野の寛永寺に来ております。
ただし、写真の五重塔は、今は
「上野動物園」の中にあるんですよ。
なんでも、昔は寛永寺さんのものだったのが、
お手入れを続けていくのにあまりに費用が
かかるため、都に引き取ってもらったのだとか。
その昔、江戸城の鬼門に「風水上の守り神」
として造営された、
徳川幕府300年の権威の通り、
上野公園一帯が寛永寺さんの広大な所有地と
なっていたのですが、
幕末の「上野戦争」やさまざまな事情から
縮小、分散となりました。
上野公園内に残る東照宮
上野東照宮は、
名前からわかる通り、江戸幕府の開祖、
徳川家康公をお祀りしています。
大権現さまの亡きあと、三代将軍家光さんが
日光東照宮までお参りに行くのは
江戸ッ子たちにはさすがに遠かろうと、
小柄ながら、丁寧に掃き清められた、
気持ちの良い参道。
そして、やはり古さを感じます。
右手には先ほどの五重塔。
たどり着いた先には…
おお! 金色!!
何しろ、天下統一の覇者、
東照大権現さま。
先ほどの参道にあった灯篭も、
日本全国の大名たちが競うようにして
奉納したものだそうで。
やっぱり、権威の象徴…ですねぇ。
でも、これはまだ、ただの唐門(笑)
ここで拝観料300円を払って、横の木戸から
中に入ります。
木戸の中には、大きな楠の木。
震災や空襲にも燃えず、
ずっとここで、東照宮を見守ってこられたそう。
美しい垣根から、中に入って
見れば…
おお!
金色のお堂が夕日に照り映えていました。
お堂自体はとても小さくて、
しかも、たった一つしかないのですが…
三代将軍家光公が、建てたときのものが
そのまま残っているなんて、やっぱり
すごいですよね。
もちろん、金箔は何度も
張り替えられているのでしょう。
お堂の中は拝観できないので、
この建物と垣根を外からこうして
眺めるだけなのですが、
小さな所まで丁寧に造作されているところに、
家光公のお気持ちや、
徳川家の権威が感じられます。
門の脇の龍の透かし彫りは、
上向きの龍と、下向きの龍があるのですが、
頭を垂れるという意味で、
「下向きの龍」のほうを「昇り竜」と
呼ぶんですって。
(昇り竜)
「徳川家康がどうのこうの」と、
普段はエラソ〜に呼び捨てにしている
私ですが…
こうして歴史を振り返ってみると、
江戸ッ子としては、しみじみ、
感謝の気持ちでいっぱいになります。
ありがとう、大権現さま♡
どうか、東京オリンピックの開催を
無事に迎えられますよう、都民にお力を
お貸しください。
最後はオマケ。
名物「うぐいす団子」
うふふ(≧∇≦)
上野、楽しかった♡