最近、やっと奥の部屋に、
「本棚以外の物」が無くなりました。
奥の部屋は物置きのように使っていたのですが、
素人目に見ても風水が悪く、
ここがガラクタの物置きになっていると、
私自身が、体と心に、
とても重たいものを
ぶら下げているように感じてしまうのです。
ただ、部屋に物が無くなったと言っても、
物入れ、クローゼット、本棚にはまだ
7割、何かしら詰まっています。
これを最終的には、なんとか今の半分、
4割くらいまで減らしたい!!
そう、これ、はやりの、
いわゆる「断捨離」というものです。
ここまで来るのには、
6年半もの歳月をかかっているので、
「ゆるゆる断捨離」ですね。
でも、ゆるゆるとでも、進めてきた結果、
今は他の部屋も、家具がほとんど
なくなって、壁がよく見える家になったり、
あと、収納も、
前は「見たくない収納」だったのが
今は「見て(気分が)上がる収納」に
少しずつなりつつある…かも。
思えば、「断捨離」を始めたのは、
6年半前のことでした。
母が突然逝ってしまい、
それから数ヶ月のうちに、今度は、
考えたこともなかった
「マンション全体の建て替え」話が
急に持ち上がり、
管理組合から「賛成・反対」の意志の確認
などの書類が頻繁に来るようになって…
その日から、母の遺品整理と、
自分の身辺整理は、
私の人生の、大きな課題と
なったのでした。
大きな家具から始めて、
本、食器、雑貨、洋服…
大量の画材、
母の大好きだったゴルフグッズ…
(私が使わないので2年でカビてしまい。
そこからエコリングするのに、
さらに4年もかかりました…
ゆるゆるだナ〜☆)
最近では、卒業アルバムや卒論も。
家族の写真も(もちろん良いのだけ残して)
思い切りいきました。
私の仕事柄、しめきりが重なると、
どうしても休みが取れなかったり、
外出できなくなったりするので、
そういうストレスが溜まったときこそ、
逆にチャンスとばかりに、
引き出し一個だけ断捨離したりして。
それから、精神的に
ガックリすることがあったり、
追い詰められたような気持ちになったときも、
「逃避」のように、断捨離したりして。
いや〜、これ、本当に、スッキリするんです!
ということで、
最近では、もはや、生活の一部のように
なってきました。
そんな私が、一番溜め込んでいるものが
このほど、判明!!
それは、絵本と、書類です。
絵本は、子供の頃から、おこづかいを
もらっては、せっせと買いためてきたもの。
まさか、子供の頃は、
自分が「絵描き」になるとは夢にも思わず、
ただ、その世界観にひたりたくて、
買いためていたんだよね。
その絵本も相当がんばって、半分に
減らしました。だけど…
さらに…
残るは、大量の紙、書類。
書類って…基本的に、
ほとんど、いらなくない?
だって、あんなに苦労した卒論だって
ついに捨てたんだよ?
紙なんて、ドサッといけるでしょ?
と思うのですが、
職業柄、A4サイズの紙にイラストを
描き続けてきたので、
ラフと原画がみんなA4サイズで。
それぞれに、愛着と思い出があり、
なかなか捨てられないという状況に。
こうなったら、ラフか原画のどっちかを
捨てようと思い、
どっちを選んだかと言ったら、なんと…
鉛筆ラフには、自分が逡巡した跡が
あるから、どうも愛着があるみたいです。
こちらも相当がんばって、
3年くらいかけて
三分の一くらいまで減らし、
ラベリング、ファイリングし直したんですが…
いや〜、なかなか道は遠いです。
ま、いいか。
今までも、何度も
「これ以上は捨てられない!」
という壁にぶちあたっては、
放置した期間があったのですが、
なぜか「断捨離」という道は、
終わりがないのです。
また、必ず自然にやりたくなる。
そして、戻ったときには、前の壁は
楽々乗り越えられるように
なっているのです。
ナ〜ニ、今までも、6年半かけて
やってきたことです。
これからも、ストレス発散のために、
そして、身軽で集中できる生活のために、
断捨離道、歩み続けて行きます。