新・東京イラストJournal

イラストレーターさくらみの日常絵日誌

思いわずらうことなく、楽しく生きよ

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何年か前に、

『思いわずらうことなく、楽しく生きよ』

という言葉を聞いて、

 

ん〜? なんか、いい響きだな…

と思っていました。

 

しばらく忘れていましたが、

あれは、誰の言葉だったのだろう。

 

そう思って、検索してみたら、

江國香織さんの小説のタイトルでした。

(小説は「愉しい」の表記です)

 

読んでいないので、内容は

わかりません。

 

ただ、そう。この言葉。

 

『思いわずらうことなく、楽しく生きよ』

 

今、ほのぼのと私を

包んでくれています。

 

ノンデュアリティのことを、

前回、初めてここに書いてみて、

sakura-cafe.hatenablog.com

 

「今ここにあること」を

実践しようと、けっこう一生懸命

やっていたのですが、

 

グルグル続けていく中で、

ふと、

 

「あれ?!」

 

そうじゃない。

 

そうじゃないぞ、と。

 

頭で考えてすることじゃないぞ、

と。

 

そうしたら、パチンと

何かが弾けて、

 

全身に、響きわたったのです。

 

『思いわずらうことなく、楽しく生きよ』

と。

 

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もちろん、日々、

色んなことが起こり、

色々な気持ちがやってきます。

 

昔あった嫌な思い出も、

しょっちゅう思い出すし、

 

9.11の映画を見て、

ビルのガレキに閉じ込められた

人の話に、

自分もそうなったら

どうしよう…と不安で

たまらなくなったり、

 

確定申告の書類作りを

始めなきゃと思うと、

はー、面倒くさい…と

ため息が出ます。

 

心の雲が現れて、

何かのドラマが

頭で始まっていると

「気づく」までは、

 

けっこう長いこと、毒にまみれて、

ブツブツ「ひとり言」を

つぶやいていることにも

気がつきました。

 

(やだ〜…笑っちゃうね)

 

でも、雲に気づいたら、

頭をフルフルするか、

パッパッと、手で宙を払うと、


あるいは、大きく一回

息を吐くと、


戻ってくることができるように

なりました。

 

どこに?

 

今ここに。

 

(そう言えば、昔、

 呼吸法の先生がしょっちゅう、

 自分の頭の上をにらんでは、

 何かを払っていたっけ…。

 変な癖だなと思っていたけど、

 あれはそれをしていたのかも!)

 

こうして、だんだんと、

想念の雲は追い払えるのが

わかってきました。

 

が、

もう一つ、思い通りにならない

ものがあります。

 

カラダです。

 

カラダは、やはり、なかなか、

自分の思い通りにはなりません。

 

痛いところは痛くなるし、

かゆいところはかゆくなる。

 

ぶつければ、腫れるし、

目は勝手に充血するし、

指がすべって、物が落ちます。

 

 「あー、また刻みネギが、

  転がってっちゃった…」

 

カクッ。

 

また、床に這いつくばって、

刻みネギの行方を捜索しなくちゃ

いけません。

 

でも、なんだろうな。

 

その、そうなっちゃう

すべてが面白いし、愛しい。

 

カラダは、こっちの都合通りには

全然ならないところが、

本当に素晴らしいのです。

 

そもそも、何も意識しなくても、

ほとんどの機能を上手に

調整し、維持してくれている。

 

ちゃんと痛くなったり、

ちゃんとかゆくなったりするのは、

何かを維持しようと

してくれている「現れ」。

 

マクロファージなんていう、

白血球のひとつは、

アメーバみたいに動いて、

悪者を食べちゃうんですよ!

パクパクと。

 

しみじみ、すごい。

 

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そんなわけで、

 

今のところ、

底はぬけてないし、

 

あらゆるものとの境界もあるし、

 

私は相変わらずいるし、

 

すべてはひとつとも思えて

いないけど…

 

でも、「探求」は、

はらりと落ちた。

 

 

そして、

ありのままでいいと思えるのは、

こんなに気楽で、自由で

ほくほくすることなのだと、

わかってきました。

 

『思いわずらうことなく、楽しく生きよ』

 

小さな幸せが、ほくほくと、

今、包んでくれています。