
朋友の旅を、見送った夜の空港。
二人で「わぁー」と言いながら、
飛行機を眺めた。
ステキな時間だった。
(その後、素晴らしい体験が
できたようで良かった!)
5月に入ってから、休みの日を、
人と会う約束に捧げる日が、
ずっと続いていた。
よく知っていて、ホッとできる
間柄の人もいれば、
久しぶりで緊張する方もいたし、
初めてお会いする方もいた。
どの方とも、大抵は、あっという間に
打ち解けて、またとない濃い時間を
過ごすことになり、
新鮮で、驚きの連続で、
ありがたいことだらけだったのだけど、
あまりにも密集したので、さいご、
身体が参ってしまった。
人と会うって、大変なことなんだな。
少なくとも、私にとってはそうみたい。
休みなく人と会い続けると、
フワフワして、
自分が自分じゃないような、
バラバラな感じになってくる。
絵は毎日描いているけど、
深める時間(対話する時間)を
取れなくなったのも大きな原因。
きっと、人と会うと、
何かを反省したり、
少なからず影響を受けたり、
何かを比較して焦ったり、
いらない心配をしたり、
自分に対してもどかしい思いを
重ねたりして、
どれも、
相手がどうだからということでは
まるでなく、
自分が、ただ、そのまま出てくる、
現れ出てくるだけなのだけど、
知らず知らずのうちに
「時計の針を巻かなくちゃ、
もっと自分を追い込まなくちゃ…」
みたいな気持ちになってしまったりも
するんだな。
今回、そんな無意識が働くことに
はっきり気がついた。
…で、やっとここに戻ってきた。
「何もしなくていい、
何も考えなくていい」
と何度も自分に言い聞かせて、
ふー…
やっと、深いところで息が
できるようになったよ。
目の焦点も戻ってきた。
さっきから目の前で、サワサワと
揺れていたイチョウの葉っぱと
はっきり目が合って、
一緒にただ、風にユラユラと揺られて
いることができるようになる。
これが、とても大切。
自然の揺らぎの中に、溶けること。
溶けて、いなくなること。
こうして少しずつ、私は自分に
戻っていく。
戻っていくところは、
「絵を、ただ、描く」
という小さな日常。

あっちこっちぶつかりながら、
日々、勉強を続けています。
人生は旅だね、本当に。