新・東京イラストJournal

イラストレーターさくらみの日常絵日誌

脳のお絵描き回路を太くする方法

旅に持っていく画材を、

できるだけ軽くするために、

今、策を練っています。

 

今までの旅は「ペンと色鉛筆」

という組み合わせが普通で、

気軽さがその理由だったのですが、

今回はちょっと重くても、

パステルと、パステル鉛筆」

にしようと思って。

 

パステルは太いし、粉の塊なので、

細かい表現はなかなか難しいのですけど、

うまく描けない感じも含めて、

やっぱり、自分には一番しっくりくる

画材です。

 

昔、一番楽しんで絵を描いていた時に

戻っている感じ。

 

あと、今、もう一つチャレンジ

していることがあって、

それは、「旅先で絵を描く

シュミレーション」です。

 

そのために、

画材や紙を一回、全部トートバッグに

まとめてしまい、そこから

「さあ、スタート! よーい、始め!」

とやってみる。

 

で、結論を言いますと、

画材や紙が見えないと、

ビックリするほど、脳の反応が鈍ります…

 

絵が描きにくくなる、

動作が重くなる、

インスピレーションも湧きにくい。

 

紙や画材が見えないだけで、

「えーと、さて、何からやるんだっけ?

 何をするんだっけ?」と

なってしまう。

 

人間の頭って、単純なもんだなぁ、と。

 

だけど、とにかく無理矢理にでも、

トートバッグから画材と紙を

引っ張り出して並べてみて、

ちょっとのつもりでパステルを

持ってみる…

 

すると、そっから先はもう、

めっちゃ早いんですよね。

いつも通りの私。

 

インスピレーションも、

上手いも下手もへったくれもなく、

もう、どんどんどんどん

描けちゃいます。

 

…ということは、

 

やっぱり普段から

「いつでも描ける状態の机に

なっている」というのは、

すごく大事なことなんだなー

と思います。