振り返り(1)に続いて、今回は絵の話。
今年は、途中から、絵の描き方が
大きく変わりました。
昨年の一月あたりまでは、
こういう絵が多かったんです。
ここ何年かのお馴染みのスタイルで。
何か、「物」を一つだけ描いて、
そこに思いを言葉にして
載せるという形。
楽しかったし、これで十分だと
思っていたのですが、そこから、
だんだん、こんな感じのものが
増えてきまして…
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スケッチブック1枚分に、
ごちゃっと描く。
これがなんというか、実に楽しくて、
「描きがいがあるな〜」と思って、
試行錯誤するうち、
だんだんと、一つのスタイルに
まとまってきて…
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↓
なんだか、なんでも書いてしまえるぞ。
楽しい〜!!
日付も入れるようになって、
ついに、絵日記スタイルが誕生!!
ちなみに、これらは「ほぼ」一発がきです。
やってみて分かったのは、
これがとても自分に合っていて、
なんとも楽しくて仕方がない!
ということ。
題材を一つにしぼって描いている頃は
その一つを選ぶのに
けっこう時間がかかり、
しかも、描いてみると、
食べものの絵ばっかりになってしまう
んだよなぁ…という感じでした。
でも、今は…
なんでも描けちゃう!
こだわるテーマは特になく、
今目の前にある、心にふれたことを
そのまんま組み合わせて描いていく
感じです。
こんなに自分に合う描き方が
あるなんて…
28年間、イラストレーターをやってきて、
自分でも思いも寄らなかった事でした。
とびきりビッグなプレゼントを
もらった気分♪
映画『トップガン・マーべリック』で
マーベリックが、朋友のアイスマンに
"I'ts not what I am. I'ts who I am."
(俺は海軍パイロットだ。
それが職業だからじゃない。
それはもう、俺自身なんだ)と
いうのですが、まさに、
そのセリフのそのものが私自身にも
起こっていて、
これは、私の絵というより、
私自身であり、私の魂という感じ。
思えば、変化の起こる、
直接的な原因となったのは、
パステル鉛筆の「銘柄」を
STABILO製のものから
Conte a Paris製に変えたことでした。
同じパステル鉛筆でも、
描き味が全然違い、
一気に描きやすくなった。
ペン先はとても太いので、
あまり繊細には描けないけど、
その分、勢いよくグイグイ
描いていける。
そして、ちょっと失敗して、
失敗した線が残って、うっすら
見えちゃっても「ま、いいか〜」って。
つまり、うまいヘタが、もう、
関係なくなってしまったんですね。
特に前半は、坂口恭平さんの影響で、
毎日毎日、絵を描いていたので、
そこから何かがズンズンと変化して
いったように思います。
いや〜、ほんとに楽しかったなー!!
いっぱいいっぱい絵日記が描けて、
良い一年でした。
お付き合いいただいた皆さま、
本当に、ありがとうございました!
来年も、絵日記いっぱい描きます♪
描いちゃいます♪
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今夜はこれから、
もう一記事アップする予定。
年内に間に合うかな〜(笑)
がんばりまーす!
もう一記事。なんとか間に合ったよ〜。