新・東京イラストJournal

イラストレーターさくらみの日常絵日誌

飛行機と過ごす夕暮れ

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時間を忘れて見入ってしまう、

夕暮れのひととき…

 

渋谷が割と近いので、

「新宿→渋谷→目黒→羽田」の

新ルートを通る飛行機が来ると、

びっくりするほど、

大きく見えます。

 

加えて世田谷区は、

高い建物を建てるのが原則禁止で、

見通しもいいので、

東京にしては空が広がっている方。

 

もっとも…

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五輪のブルーインパルスは、

狙って狙って、これが精一杯

でしたが(笑)

 

でも、ちゃんとスモークに

色がついているでしょ。


白い三角形の小さな粒つぶが、

すんごいスピードで

スモーク出しながら

飛んで行った!!

という感じ。

 

ま、一瞬でも、

なんとか肉眼で見えたので、

満足でした。

 

あと、次回のパリ五輪の、

デモンストレーションの飛行隊!!

 

あれ、めっちゃ

かっこよかったですねー。

 

トリコロールカラーの雲が、

エッフェル塔を真横に

大ボリュームでモクモクと。

 

とにかく、

飛行機っていい!

 

自分が乗るのは苦手だけど、

見るのはすごく好き。

 

ロマンを感じます。

 

 

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この、ちょうど真ん中あたりに

羽田空港があるようで、

降りていく飛行機、

飛び立つ飛行機が

いろんな方角に、一度に

たくさん見える時もあります。

 

コロナの影響で、

通常と比較すると、今、

空の便はすごく少なくなって

いるのだと思いますが、

 

オリンピック期間前後は、

やはり空も、いつもより混んでいる

ようでした。

 

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JALのマークまでくっきり!

もう前輪が出ているんですね。

 

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こちらはANAだ〜。

前輪だけでなく、後輪も

少し出ている??

 

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これもJALっぽいですね。

行ってらっしゃーい!

Bon Voyage!

 

残念ながら、晴れた日の

朝から16時くらいまでは、

周囲のビルの反射や、

青空との対比がまぶしくて、

3秒と見ていられませんし、

 

雨の日や、雲が多い日は、

飛行機が雲隠れしてしまいます。

 

夜は「ヘッドライト」

「テールライト」の小さな灯が

移動していくのが見えるだけ。

   

なので、とにかく、

程々に曇っている夕暮れ時の、

周囲の残照が少ない数時間。

 

で、私の心にも空を眺める

余裕のあるとき。

 

そんな時だけ、楽しめる

空のショーなんです。

 

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飛行機を見るとロマンを感じる

…と先ほど書きましたが、

本当は、それだけじゃないのかも

しれません。

 

人間は、基本的に、動くものを

ボーッと見ているのが好きな生き物

なんじゃないでしょうか。

 

猫とあまり変わりませんね(笑)

 

寄せては返す海の波や、

チラつく木漏れ日、

風にふわ〜っと膨らむカーテンを

何とはなしに眺めているとき、

人は不思議な癒しを感じます。

(f分の1揺らぎ)

 

でも、自然現象だけではなく、

以前、深夜のファミレスで、

ひっきりなしに行き過ぎる

環七の車列のランプを

ボーッと眺めているときも、

妙に癒されました。

 

きっと、人工でも自然でも

あまり関係ないのでしょう。

 

「不規則だけど、途切れない

 動きの流れ」と、

それを見ることで生まれる癒し。

 

脳に埋め込まれた

生命の記憶なのかしら。

 

不思議ですね。

 

とにかく、

コロナと猛暑で、

外出しにくい日々は

まだまだ続きそう。

 

この夏は、飛行機をボーッと

眺める夕暮れも、

きっと多くなるのでしょう。

 

 (追記:こちらは一週間前に

何気なく書いた記事でしたが、

36年前、日航ジャンボの御巣鷹山

墜落事故がちょうど8月12日だった

のを思い出しました。

 

あの事故があった日の記憶は

今でも忘れられません。

子どもながらに

祈るような、震えるような気持ちで

ニュースや速報を見ていました。

ご冥福をお祈りすると共に

安全な空の旅を、あらためて

祈願します。)