新・東京イラストJournal

イラストレーターさくらみの日常絵日誌

東京で生きる私の中に…

「皆さんが遠野にいらした時から

 さらに季節が進んで、今、田んぼには、

 水が張られています」

というメールと共に、

田んぼに映るお馬さんの写真を

クィーンズメドウからいただきました。

 

ああ、恋しいなぁ… あの子たちが。

 

優しくて大きな、ちょっと固い背中の

感触も、

一緒に山を見ながら佇んだ気配も、

まだそのまんま、私の中に残ってる。

 

毎日、あのお馬さんたちを

絵に描いて暮らせたらいいのにな〜

って、時々想像してみるけど…

 

虫が苦手で、

太陽光に当たると頭痛がして、

車の免許も持っていないし、

薪割りもできないし、

おまけに寒いのも暑いのも弱いし…

「現実的ではないよ」という秤の傾き。

 

でも、「いのちを返す森」の

ハヤチネンダの考え方には憧れる。

hayachinenda.org

 

こちらは清水敬示さん。

クイーンズメドウでは、初日に

暖炉の火の起こし方を教えて

いただきました。

 

話しかけると、的確なお答えを

くださって、

付随して話してくださるお話も

面白く、

とても気さくな方だったのですが、

実は、一級建築士で、工学博士で、

日本の微気候に合わせた建築を

ずっとしていらっしゃった、

すごい経歴の持ち主だったのでした。

 

今、遠野に「終の住処」を

建てていらっしゃり、

その一部始終をこちらのサイトに

まとめていらっしゃいます。

終の住処を建てる

 


じっくり拝読して、

面白いコラムに釘付けになったり。

(冬の優雅で忙しい一日動画、

 牝馬放牧動画も必見です)

 

しみじみ、世の中には、

すごい方がたくさんいて、

色んな生き方を示してくださって

いるんだな…と思いました。

 

東京で暮らしていても、

こういう方がいらっしゃることや、

ハヤチネンダのような活動を

されている方がいるんだと思うと、

急に、世界が広々と感じられて、

呼吸がしやすくなる感じがします。

 

で、生きやすくなる。

 

一人の人生でできることは

限られているけど、

色んな人生があっていいんだよね。

 

とりあえず、私には今、

毎日1枚スケッチを描くという

魂のご馳走があるので…

 

それを大切に、東京でがんばり、

時々、遠野のお馬さんに会いに行こう。

 

深呼吸して、生きていこう!

 

お馬さん、おやすみなさい。

この世に存在してくれて、

ありがとうね。