いつものように、今年も
桜が咲き始めました。
かわいい。和みます。
今年は宴のない花見。
それでもそこそこの賑わいはあって、
家族連れ、友人たち、
少人数で、ゆっくり過ごしている感じです。
…少し切ないお花見ですね。
それにしても、春分の三連休。
行き来の「自粛」を求められた
「大阪ー兵庫」の人出は、
いかがだったのでしょうか。
「東京、神奈川」は…
暖かい春の陽気にも誘われたのでしょう。
すっかり緊張が緩んでしまっていました。
人のことは言えません。私もです。
「お彼岸だから」という理由で、
つい、いつもと同じように、何気なく、
お墓まいりに出かけてしまいました。
そして、まず、午前中の早い時間なのに
電車が混んでいてびっくり！
途中下車した神保町も、
春の日差しのなか、楽しそうに賑わっていて、
パンケーキで有名なお店にも、
古くからある有名な喫茶店にも、
行列が並んでいました。
私も、よく行く100円ショップに
何気なく入ったら、空気が淀んでいて…
ここで、やっと、危険を知らせるアラームが
自分の中に鳴り始めました。
買い物もせずに店を出ると、
あとは一直線、そそくさと家へ。
あとで、いろんな方から聞いた話では
デパ地下や、IKEAも、すごく混んでいたとか…
ニューヨークや、パリや、ミラノで、
人っ子一人いない風景が報道されている中、
東京のこの緩み具合、かなりマズイのでは？
この、緩んだ結果が、１〜２週間後に、
数字になって、出てくるんじゃないかしら…
ふぅ…
「大阪ー神戸」の行き来の自粛呼びかけは、
やはり正解だったのかもしれません。
とにかく、今後のためにも、
自分の何気ない外出については、深く反省。
そして、三連休の終わりの日、
を見ました。
クラスター対策班のトップの方が、
こんなことをおっしゃっていました。
「今、日本はギリギリのところで、なんとか
持ちこたえている状態です。
検査が少なすぎて、患者数が少ないのでは？
と言う海外の人もいましたが、
もしそれが事実なら、日本もとっくに
イタリアや武漢のようにオーバーシュート
して、医療崩壊してしまっています。
でも、そうはなっていない。
日本の医療現場はレベルも意識も高いので、
クラスターさえ、きちんと追えている状態
なら、なんとか大丈夫、ということです」
「ですが、これが、
クラスターを追えなくなって、
どこで感染したか不明の患者さんが
一気に増えてくると、非常に危ないです。
今、日本では、中国からの感染を受けた
第１波の流行は、おさまりつつありますが、
欧米からの帰国者、感染者がものすごい勢い
で増えて、第２波の流行期に入っています。
この第２波は、第１波とは比べものに
ならないくらい、厳しい闘いになると
予想しています。
引き続き、皆さんにも
危機感を持っていただいて、
厳重な警戒、注意が必要です」
ああ…
これは、連休が始まる前に、
日本人全員が知っておくべき情報
だったかも。
それでも、この番組を見たおかげで、
今一度、危機感をしっかり持つことが
できました。
今日も、医療現場で、命をはって
がんばってくださっているお医者さんや
看護師さんがいることを思うと
本当に頭が下がります。
とにかく、油断は禁物ですね。
今だけの花。
人との距離を取りつつ、
自分の足で、ポクポク歩いていって、
お花に元気をもらいましょう。
※追記：3月25日（火）21時
今週末、不要不急の外出自粛の呼びかけが、
先ほど都から発表されました。私も賛成！
残念ですが、今年の桜は、心の目で愛でましょう。
誰もいない公園で、音もたてずに
ハラハラと舞い散る桜吹雪をイメージ…
それもまた、いとをかし。
